| 何で親父の再婚相手が俺に謝るんだ???? 余計に頭の中が混乱してきた・・・・ 訳の分からなくなってる俺に聞こえてきたのは・・ 俺のもっとも良く知る女性の声だった
「ジョウ・・・・ごめんなさいね」
その声を聞いた瞬間に俺の防衛本能が働いたのか 俺は下を向き目をギュッとつぶった
何でこの声が電話の向こうから聞こえてくるんだ???
なんで親父の再婚相手なんだ????
どうして親父の子供を来月出産するんだ?
いつのまにミネルバを降りたんだ???????
俺の頭の中は完全にパニックになっていた だって・・・・
だって・・・・
だって・・・・・
この声は・・・・
間違えようがない・・・
・・・・・・アルフィンの声だ!!!!!・・・
いや・・・まて・・・・考えろジョウ
もしかしたら、物凄くアルフィンと似てる声なのかもしれない (そんな似た声の女性を知ってるのか?)
もしかしたら突発性難聴になったとか・・・・かもしれないし (そんな事はない)
・・・・もしかしたら・・・・・
落ち着け・・・・落ち着くんだジョウ
こんな風に一人で色々考えてないで目を開けて前を見ればいいんじゃないのか?
そうすれば・・・簡単に答えはでる・・・・
しかし・・・・どうした訳か俺の目は開こうとしない
それどころか相手の女性は俺の名前を呼びながら泣き出してる 「ジョウ・・・ごめんなさい・・・許して・・・」と
何を許すんだ?誰を許すんだ???
うっすらと目を開ける
そこに・・・金糸のような髪の毛が見えた
嫌な予感が確信に変わる
大きく目を見開いた俺は恐怖のあまり大きな声で叫んでいた
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