| もうすぐ今日も終わるってのに
なんで俺らは兄貴の部屋の前で立ってるんだろう・・・・
はぁ〜結局、俺らが面倒見てやらないとダメって事だよな
ちょっとばかし気合を入れて兄貴の部屋をノックする
あっさり開かれるドア・・・・
顔をだした兄貴はシャワーでもあびたのか上半身裸で頭をタオルで
ガシガシと拭いていた。
寝てた訳じゃないんだ・・・・て事は・・・・・マジで忘れてるのか？？？
「なんだリッキー？給料の前借ならダメだぞ」
俺らが兄貴の部屋を訪ねるなんて事は滅多にない
何か頼みごと、それもタロスやアルフィンに聞かれたくない事ってのが確かに多い・・・それは認める
しかし顔見た瞬間にそれは無いだろ兄貴
「違うよ！そんな事じゃないよ
兄貴・・・今日が何月何日か知ってる？」
「はぁ？何言ってるんだ・・・3月14日だろ」
今日が何日かってのは分かってるんだ・・・
だったら何でこんなにノンビリしてるんだ？
「兄貴・・・・アルフィンの機嫌が物凄く悪いんだけど」
「・・・・そうだな・・お前、何かやったのか？」
いや・・・俺らじゃないし・
「何で俺らが何かやったって思うのさ・・・
それは兄貴だろ」
「俺？何もしてないぞ」
・てかヤッテナイから問題なんですけど・・・・
「兄貴・・・3月14日だよ」
「そんな事は分かってる。
それがどうかしたのか？」
・・・・マジにわかんないのか？？鈍いにもほどがある！
それともわざと？
「だ・か・ら・・3月14日！ホワイトディなんですけど」
「ホワイトディ・・・・・」
「ホワイトディ！！！！！！！！今日が？」
兄貴・・・マジ勘弁してください・・・orz
「なんでもっと早く教えないんだ！（怒）」
ちょっとなんでそこで俺らに怒る？
「ちょっと待てよ・・もう・・・うわ・・
どうすれば良いんだ？」
それは俺らも教えて欲しい・・・
目の前であきらかに動揺して意味不明の動作をしてる兄貴は
何を思ったのかアッチコッチの引き出しを開けたり閉めたりしてる
「えっと・・・兄貴？とりあえず今日中にアルフィンの所に行った方が良いんじゃないの？」
「あっ・・・そうだな・・・ちょっと行って来る」
「兄貴・・・・・・・
行っちゃった」
・・・・せめて服くらい着てからって・・・言おうとしたのにな・・・
ホワイトディ残り時間・・・後5分
兄貴の冥福を祈り（激爆）俺らは自分の部屋に帰った
Ｆｉｎ
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