| 「・・・に・・わったの・・・」
「えっ?なんて言ったんだ??」
キッと俺をにらみつけて今度は大きな声で言った
「誰に恋って漢字を教わったの?!(怒)」
ヤバイ!それか!!!
「昔のクライアントだった80歳くらいの婆さんだよ! テラの日系だって言ってた・・・なんか若い頃に旦那にもらった 恋文が宝物だって言いながら教えてくれたんだよ!何考えてるんだ!」
「本当に?若い女から教えてもらったんだじゃないの?」
「本当だって!それにそんな事、今は関係ないだろ!!!」
・・・うっ・・するどい・・・実は漢字を教えてくれたのは婆さんの孫娘だ・・・しかし今、そんな事を正直に言ったら確実にヤバイ
俺は必死に訂正する・・・
「本当に?」 「本当だって・・」 「信用していいのね?」 「当たりまえだ!!!」
・・なんだってこんなくだらない事で責められなきゃいけないんだ???
「分かったわ・・・信用してあげる」
なんだか変な方向に話がいってるぞ と思うが今はそんな事にかまってられない・・・
「で・・結局、何が言いたいんだ?」
「だから・・・・・本当に分からないの?」
俺の顔を覗き込みながら聞いてくる・・・ よせ・・ココは俺の部屋で・・・ココには俺とアルフィンしか居なくて・・・頼むからもうちょっと危機管理を・・・・
「もういい!!!」
俺の反応が気に入らなかったのかアルフィンは怒って部屋をでていった・・・・ 戀ねェ・・・・俺としてはそんな漢字なんかよりもアルフィンの心の中身を教えてほしいよ・・・・ そっちの方がよっぽど難しい・・・・
でも・・・まぁ・・・愛しい愛しいと言う心か・・・ その気持ちは分かる気がするなぁ・・・
なんせ俺は24時間、年中無休で愛しいって思ってるんだから・・・
終わり
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