| 1人ぶつぶつと言い続けるアルフィンにソニアは、ちょっと呆れたように 「いくら何でも、あの状況でジョウは そんな事を言わないと分かるわよね、普通・・・」 「でっ実際は何て言ったんです?ジョウは」 こっそりとマチュアが聞いた
「まぁ、いいか。もう時効だろうし・・・・ あのね、ボソボソボソ」 「やっぱり、そうなんですね・・・」 「分かる?やっぱり」 「はいっ ジョウの態度を見てれば・・・大体の予想は」 「そうよね・・・・見てれば分かるわよね もしかしてアルフィンって、ちょっと鈍い?」 「う〜ん、2人とも鈍いんじゃないんですか? 恋愛に関してわ」 2人でボソボソと言い合ってると
「悪かったわね 鈍くて・・・・・(怒)」
「ひゃっ」 「きゃっ」
ソニアとマチュアは同時に首をすくめると ゆっくりと振り向いた すると、そこには怒気を放ったアルフィンが立っていた
「もしかしなくても、聞いてた?・・・・」 「聞いてたんじゃなくて、聞こえたのよ。ソ・ニ・ア」
にっこりと微笑むアルフィンがソニアには恐かった 「でも・・・・・あの・・・・・ そろそろ進展しても良い頃かな〜なんて思ったりして その為にも、もうちょっと頑張った方が・・・・・ ねっ マチュアも、そう思・・・・」 ソニアがマチュアに話を振ろうと横を見ると 何時の間にかマチュアはマージの影になるように立っていた
『ひどい〜逃げたのね マチュア・・・・』 恨みがましくマチュアを見ているとアルフィンから追い討ちがかかる 「それで、何?ソニア聞かせて」 どう言ったらいいか悩んでいるとウーラが口をはさむ 「進展なんかしてたまるもんですか。アルフィンにはヒロインを 降りてもらうんだから」
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