| 映画を観て食事して・・・・世に言う一般的なデートの帰り道 俺の腕に自分の腕を絡ませてクスクス笑いながら とても楽しそうに俺の彼女は言った。
「うふふふっ、私って世の中の恋人達の中で一番幸せよね♪」
「なんでだ?」
「だって・・・普通の恋人達には楽しいデートの終わりに 絶対にサヨナラって言わなきゃいけない時間がくるじゃない」
つまり・・・ミネルバに一緒に帰る俺達にはその時間は必要ないと言いたいらしい・・・ しかし、それなら同棲してる恋人達とも一緒だとか・・・わざわざ待ち合わせだ何だと やる必要がないから面倒がなくてイイって思った事は内緒にしてた方が良いだろうな・・・・
「そうだな・・」
静かにそう言うと俺は青い瞳の彼女を抱き寄せた。
ようやく俺の中の恋愛学習能力も正常に働きだしたらしい・・・・
Fin
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