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■1515 / inTopicNo.1) 　ウサギ恐怖劇場　第二夜
  ▼■
□投稿者/ ミルク -(2007/06/16(Sat) 13:40:08)
    その夜は・・・物凄く寝苦しくて・・・
    何回も寝返りを繰り返していた

    ベットに入ってどれくらいたった頃だろうか・・・
    すでに何回目の寝返りなのかも分からない
    とにかく少しでも眠りやすい体勢をさがして
    寝返りをうった・・・・ふわっと
    何かとっても良い匂いと柔らかいさわり心地の良い物に包まれた・・

    あまりの気持ちよさに、その柔らかい物にグリグリと顔をこすりつけ
    なんだろう・・・この感触は・・・俺らのベットにこんな物あったかな？

    それに、この香り・・・・なんだっけ？
    どっかで嗅いだような・・・・

    そう・・・最近・・・嗅いだ記憶がある

    半分寝ぼけた頭で考える

    そうそう・・・この前、アルフィンが買ってきて
    とっても気に入ってるって言ってた・・・コロンにそっくりだ



    ・・・・・・・・そっくり？・・・・・・・・


    もう一度、自分が触れている感触を確かめる

    いや〜な予感が・・・



引用投稿 削除キー/
■1516 / inTopicNo.2) 　Re[1]: ウサギ恐怖劇場　第二夜
□投稿者/ ミルク -(2007/06/16(Sat) 13:54:54)
    ガバッと勢いよく起き上がる！

    そして、恐る恐る・・・・自分の寝ていた
    隣にある不自然な塊にかかっているブランケットに手をかける

    そろそろと・・・・・そろそろっと・・・・持ち上げる



    （ぎゃーーーーーーーーーーー！！！！！！！！）

    大きな声で叫びそうになるのを防衛本能が働いたのか寸前で自分の手が口をふさぐ

    何・・・なんだ？・・・どうなってるんだ？？？？

    なんで・・・なんで・・・なんで・・・何で！！
    アルフィンが俺らのベットに居るんだよ（T△T)

    目の前の事実が把握できない・・・てか、したくない。
    俺らのベットに横たわるアルフィン・・・
    とりあえず、このままアルフィンを直視してるのは・・・心臓に悪い

    さっき叫び声をあげそうになった時に、どっかに放り出したブランケットを探す
    しかし、口を押さえたままの手は外せない・・・今、この手を離したら
    叫びそうな気がする・・・そのまま目だけをキョロキョロと動かし
    目的物を探していると・・・・見つけた！ブランケット

    ・・・・だけど・・・それはアルフィンの向こう側・・・しかも・・・・なんか
    胸元にあるんですけど・・・・・orz

    このまま手で口を押さえていたら・・・いつまでも状況は変わらない
    とりあえず、気を落ち着かせて・・・手を離す
    そして、恐る恐るブランケットを取ろうと手を伸ばす


引用投稿 削除キー/
■1517 / inTopicNo.3) 　Re[2]: ウサギ恐怖劇場　第二夜
□投稿者/ ミルク -(2007/06/16(Sat) 14:08:07)
    後もうちょっとでブランケットに手が届く・・・と思った瞬間
    アルフィンが「う〜ん・・・」と言いながらブランケットを抱きよせる

    ・・・・・・危なかった・・・もうちょっとで俺らの手も抱き寄せられるとこだった

    あっ・・でも、それも気持ち良さそう・・って違う違う

    そんな風に一人で焦っているとアルフィンが寝返りをうち
    こっちを向いた・・・・

    ベットの上に・・・横たわるアルフィンと正座してる俺ら・・・・

    何やってるんだろう・・・orz

    俺らの気を知らないで気持ち良さそうに寝てるよな・・・

    そんな風に思いながら、あらためてアルフィンを見る

    寝苦しい夜だったからか・・・アルフィンの格好は
    短パンにタンクトップという
    物凄い目に毒な格好で・・・・・

    見ちゃいけないと思いつつ目は、すんなりとした形のイイ足を見てしまい

    胸元の谷間に行ってしまう

    ダメだダメだ！！見るな・・・・こんな事がバレたら
    兄貴に殺される


    ・・・・・そうだよ！兄貴にマジに殺される！！！
    明日には宇宙の藻屑になってるかもしれない・・・・


引用投稿 削除キー/
■1518 / inTopicNo.4) 　Re[3]: ウサギ恐怖劇場　第二夜
□投稿者/ ミルク -(2007/06/16(Sat) 14:20:57)
    なんとかしないと・・・俺らの未来は無い・・・・・

    だけど、どうすればいい？

    アルフィンを起こす？
    それで、何と言い訳しろと？
    てか・・・・起こした瞬間にアルフィンが悲鳴あげて・・・兄貴にばれて×

    かと言って・・・起こさないと何も始まらない

    いや・・始まるって何が？って何言ってるんだ？俺ら
    えっと・・・えっと・・・・あぁ〜訳分かんない

    いっその事・・何も知らなかった事にして寝るか？
    ・・・アルフィンの隣で？・・・・・寝れるわけないじゃんorz

    うわ〜〜〜どうすれば良いんだ？？？

    とパニックになってる俺らの気持ちも知らずに再び寝返りを繰り返し・・・
    俺らの足に乗ってます！！！！！アルフィン！！！乗ってます！！

    動けない・・・・マジに動けない・・・・・
    はっ・・・・はははははははははっorz

    しかも・・・今のでアルフィンのタンクトップが、めくれて
    お腹が見えてるんですけど

    なんか・・・なんかヤバイよ俺ら

    なんか変な感じだよ・・

    餅搗け！じゃなくて・・・落ち着け俺らの俺ら
    頼む・・・・・俺らはまだ、死にたくない

    そうだ・・・せめてお腹！

    アルフィンのお腹を隠すんだ！

    そ〜っと指でアルフィンのタンクトップを摘まむ

    その瞬間にノックの音と兄貴の声

    「リッキー！まだ寝てるのか？当直の時間だろ・・・入るぞ」


    （ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！）
fin.
引用投稿 削除キー/


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