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長い口づけと、ちょっと乱暴な抱擁の後 ジョウは悪戯っ子のような顔で
「役得」
と言って笑った
「本気で心配したんだ、これくらいのご褒美がないと」 「あうぅ〜・・・ずるいよジョウ///// そんな顔されたら何も言えなくなる・・・・・」 きっと私の顔は真っ赤になってる・・・ 体中の血液が沸騰してるのが分かる
「また、熱が上がりそう」 「それは困る・・・・・仕方ない、今日はこのまま 大人しくアルフィンの専属抱き枕になってやるよ」 だからこのまま、安心して寝ろ・・・・とジョウは優しく おでこにキスしてくれた
「抱き枕はキスなんかしないと思うけど」 主導権をずっと握られたままの私は悔しくて ちょっと拗ねたように言い返した それに対し「うん?」と聞き返しながら 私に腕枕をしたジョウは 「これは、アルフィンがよく眠れる為のおまじない」 と啄ばむような幾つものキスを降らした 優しくて、暖かくて心地の良いキスに 私の意識は敗北を認め トロトロになって・・・・いつのまにか 眠りの中に落ちようとしていた
「おやすみ、アルフィン・・・××××・・・」
眠りの淵にいる私にジョウの囁きが聞こえる 子守り歌のような優しい囁きが・・・・・
『おやすみなさい・・・・ジョウ・・・私も大好きよ』
そう心の中で答えて私の意識は眠りの中に落ちていった
END
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