| 同じ頃、ハルマン三世・エリアナ・レオン・アルフィンの4人は リビングでこれからの事をはなしていた。 「アルフィン、改めて言う。結婚して欲しい、絶対に幸せにするから、大事にする」 レオンが言った。 「私は・・・・」 アルフィンが何かを言いかけた時、窓の外が騒がしい事に気づいた。 ジョウだった。 人払いをされていた為、リビングに近づく事ができなかったジョウがリビングの バルコニーの下でアルフィンを呼んでいた。 アルフィンが慌ててバルコニーにでた。 レオンが中に入るように進めたが、きかなかった。 「アルフィン!俺だ!!ジョウだ」 ジョウが叫ぶ、アルフィンがバルコニーから身を乗り出すように叫び返した。 「ジョウ!!」 騒いでいるジョウを取り押さえようとしている護衛官をなぎ倒しながら ジョウは叫んだ。 「アルフィン、行くな!戻って来い俺の所へ!愛してる!結婚しよう」 アルフィンは何も言えなかった、一瞬ウソかと思ったが、事実ジョウが 目の前で叫んでいる。 涙がでた、嬉しかった。アルフィンはリビングにいるレオン達を振り返り 「レオン、ごめんなさい。貴方とは結婚できない。 おとうさま、おかあさま、私クラッシャー辞めません」 「ジョウ、今行くわ。受け止めて!」 そう言うと、アルフィンがバルコニーの手すりを乗り越え飛び降りた。 周りから悲鳴が上がる。 「ジョウ、連れて行って一緒に。どこまでも」 ジョウがアルフィンを受け止めた。 「無茶するな・・・・俺の寿命が縮まる」 「今まで、冷たくしていた罰よ」 そう言いながら、二人はキスをした。
お・ま・け ただ、ジョウは忘れていた。周りに大勢の人がいた事を そして、ジョウの後をつけてきたタロスとリッキーもその中に いたという事を・・・・そのせいでジョウは後にものすごい恥ずかしさに 襲われるのであった。
第一部 完
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