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■174 / inTopicNo.1)  眠れぬ夜は君のせい・・・
  
□投稿者/ ミルク -(2002/09/30(Mon) 19:32:44)
    ふわっとした、何か暖かいモノに抱きしめられているような
    そんな心地良い感覚に包まれながらアルフィンは目を覚ました。

    いつもの見慣れた天井・・・

    でも何か違う・・・・

    それが何かわからないでも・・・

    いつもの自分の部屋とは違う雰囲気があった

    それを確かめようと体を起こそうとした時、その声は聞こえた。

    「まだ、起き上がらない方がいい」
    えっ・・・・・この声は?この場所で聞くはずが無い声・・・・
    「ジョウ!!何してムグッ」
    びっくりして大声を出そうとした私の口をジョウが慌ててふさぐ
    「大きな声をだすな、今何時だと思ってるんだ」
    そう言いながら、パニックを起こしている私をジョウがなだめようとする
    「ムグッムグググググッ」
    『なんで?どうしてジョウが私の部屋にいるのよ』
    自分ではそう言ってるつもりなのにジョウが口をふさいでるせいで
    何を言ってるか分からない

    「大声だすなよ。今、説明するから」

    ジョウは私がうなずくのを確認してから口をふさいでいる手を離した
    「覚えてないのか?」
    「何を?それより何故ジョウが私の部屋・・・・じゃないわね・・・ココどこ?」
    さっきから感じていた違和感が分かった・・・ココは私の部屋じゃない
    間取りも内装も一緒だけど、私の部屋とは明らかに違う

    「ミネルバ」
    ジョウが答える

    「ミネルバの何処?」
    そんな事はわかってる(怒)

    「船室」

    ・・・・・・・・ちょっとムッとしながら、もう1度聞く
    「誰の?」
    ココが1番重要

    「俺の・・・・・」

    ジョウがちょっと笑ったように答える
    そのからかったような態度に怒りをおぼえながら、また質問する
    「どうして私がジョウの部屋で寝てるの?」


    「覚えてないのか?」
    ジョウが私に聞き返す

    「・・・・・・覚えてない・・・・」

    そう言いながら、ちょっと考える・・・・・・・・・・
    私・・・・何してたっけ?

    たしか・・・・・そう・・・・


    仕事が終わって・・・ジョウが依頼人と話をしてる時に・・・

    廊下にでて・・・・・

    だんだん頭がすっきりしてきた。
    思い出した・・・・・
    私は廊下で気分が悪くなって、眩暈がして・・・・

    ー倒れたんだー

    私の表情を見て思い出した事が分かったらしい
    「何処まで覚えてる?」
    ジョウが優しく聞いてきた
    「私・・・もしかして・・・廊下で倒れてた?」
    「そう。 真っ青な顔して壁に寄りかかるようにして倒れてた」
    そういいながらジョウが私の額を触る
    「熱、下がったみたいだな」



引用投稿 削除キー/
■175 / inTopicNo.2)  Re[1]: 眠れぬ夜は君のせい・・・
□投稿者/ ミルク -(2002/09/30(Mon) 19:49:52)
    ホッとしたようにジョウが囁く
    「えっと・・・・・・・」
    なんて言ったらいいか悩んでいると
    「びっくりしたんだぞ、帰ろうとして廊下に出たらアルフィンが倒れてて
     触ったら凄い熱で、急いで病院に運んで・・・・
     入院っていう話になったらアルフィンは絶対やだって言い張るし」


    そう言われても全然覚えがなかった・・・・


    「しかたなしに連れて帰ってきたら・・・・・/////////
     俺の腕つかんで離さないし・・・・・仕方無しにクラッシュジャケットの
     上着だけ脱いでそのままアルフィンを部屋に寝かせようとしたら・・・・
     ・・・・・・泣いて嫌がるし//////////」


        ///うそっ///////記憶に無い

    「仕方ないから、そのままアルフィンの部屋に俺もいたけど・・・・・
     居ずらくて・・・・・それで、俺の部屋に・・・・・・・」

    確かに、私の左手はジョウの右手をしっかりと掴んでいる・・・・・
    という事は、どうやらウソではないらしい・・・・・
    でも、本当にそんな事をしたんだろうか・・・・でもジョウがそんなウソつくわけないし


    そんな事を考えていると、ジョウが<ぼそり>と呟いた
    「まぁ 可愛かったからいいんだけど・・・/////」
    「えっ  今なんて言ったの?よく聞こえなかったけど」

    「いや、何でもない・・・」
    そのままジョウが考え込むような仕草をしたので私は
    「あっ ジョウごめんね。ベット占領しちゃって眠れなかったでしょ
     私、自分の部屋に戻るわ」
    言って立ち上がろうとしたが、今度はジョウが私の手を離さなかった
    「まだ、動かない方がいい」
    そのまま黙り込むジョウ
    「でも・・・・そしたらジョウは何処で寝るの?」
    そう聞いた私の頬をジョウはそっと左手で触れながら囁いた

    「××」
引用投稿 削除キー/
■183 / inTopicNo.3)  Re[2]: 眠れぬ夜は君のせい・・・
□投稿者/ ミルク -(2002/10/01(Tue) 20:33:10)
    「えっ」

    頬へのキスと共に囁かれた言葉

    『ここで寝るからいい』

    確かにジョウはそう言った
    「ここで寝るって・・・・このベットで?」
    ちょっと引きつりながら聞く私にジョウは意地悪な笑みを浮かべながら
    「だってこのベットは俺のだろ」
    当然の権利とばかりにベットに入ってきた
    「〇×※●☆△///////」
    声が出ないくらいビックリしていると
    くくくくくくくっ・・・・と笑い声が聞こえた

    〔からかわれた!!!!〕

    「何よ!からかったのね(怒)」
    カッとしてそう言い返そうとしたのに言えなかった


    何故かというと・・・・・・
    私の口はジョウの唇でふさがれていたから・・・・・



引用投稿 削除キー/
■188 / inTopicNo.4)  Re[3]: 眠れぬ夜は君のせい・・・
□投稿者/ ミルク -(2002/10/03(Thu) 10:25:31)




    長い口づけと、ちょっと乱暴な抱擁の後
    ジョウは悪戯っ子のような顔で

    「役得」

    と言って笑った


    「本気で心配したんだ、これくらいのご褒美がないと」
    「あうぅ〜・・・ずるいよジョウ/////
     そんな顔されたら何も言えなくなる・・・・・」
    きっと私の顔は真っ赤になってる・・・
    体中の血液が沸騰してるのが分かる


    「また、熱が上がりそう」
    「それは困る・・・・・仕方ない、今日はこのまま
     大人しくアルフィンの専属抱き枕になってやるよ」
    だからこのまま、安心して寝ろ・・・・とジョウは優しく
    おでこにキスしてくれた

    「抱き枕はキスなんかしないと思うけど」
    主導権をずっと握られたままの私は悔しくて
    ちょっと拗ねたように言い返した
    それに対し「うん?」と聞き返しながら
    私に腕枕をしたジョウは
    「これは、アルフィンがよく眠れる為のおまじない」
    と啄ばむような幾つものキスを降らした
    優しくて、暖かくて心地の良いキスに
    私の意識は敗北を認め
    トロトロになって・・・・いつのまにか
    眠りの中に落ちようとしていた


    「おやすみ、アルフィン・・・××××・・・」


    眠りの淵にいる私にジョウの囁きが聞こえる
    子守り歌のような優しい囁きが・・・・・

    『おやすみなさい・・・・ジョウ・・・私も大好きよ』


    そう心の中で答えて私の意識は眠りの中に落ちていった

                                      END
引用投稿 削除キー/
■189 / inTopicNo.5)  Re[4]: 眠れぬ夜は君のせい・・・
□投稿者/ ミルク -(2002/10/03(Thu) 10:31:53)
    あとがき・・・・・

    いや〜!!!と叫びたくなるほど
    ベタベタ甘甘のスペシャルスイートな世界?にようこそ
    自分でも何書いてるんだ?と思っちゃた位甘い
    ・・・・コレ書いてる時は旦那に覗かれないようにハラハラしちゃった
    頭の中を少女漫画モードにして頑張ったけど・・・・何か物足りない
    終わり方・・・・やっぱりここまでベタベタしたら後は裏か・・・
    頑張ろう・・・私・・・ファイト・オー!!
fin.
引用投稿 削除キー/



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