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■594 / inTopicNo.1)  続・それいけサンタボーイズ♪
  
□投稿者/ 璃鈴 -(2003/12/29(Mon) 00:12:18)
    キャハハ、ワタクシ、どんごト申シマス。
    <みねるば>トイウ船デ勤勉実直ニ日々働イテオリマス。
    ココデ少シ時ヲ巻キ戻シテ、さんたがーるヲナサッタあるふぃんトハ別ニ、アノ日は男タチニモドラマガアッタコトヲ私のなれーしょん付キニテオ楽シミクダサイマセ。
    言語ハ一応、共通語ニテ表記シテオリマスノデヨロシクオ願イ致シマス。ハイ。
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■595 / inTopicNo.2)  Re[1]: 続・それいけサンタボーイズ♪
□投稿者/ 璃鈴 -(2003/12/29(Mon) 00:13:43)
    今日は世間一般、宇宙全域でXmas。
    どんな人にもロボットにも生きとし生けるもの全てに等しくXmasはやって来る。
    やっては来るけれど、等しく楽しめるとは限らない。
    目下、リッキー&私は当直のお仕事真っ最中。
    深夜の当直だったアルフィンと交代して三十分が過ぎただろうか。
    「リッキー、ちゃんと当直やってるか?」
    突然、眠い顔をしながら青いクラッシュジャケットを着たジョウが<ミネルバ>のブリッジに入ってきた。
    ―――相変ワラズいい男ップリ・・・。
    スミマセン、なれーたーガ私情ヲ挟ンデハイケマセンネ。
    ア、共通語変換シナクテハ。
    さて、話を戻して、戻して。
    「あれ、兄貴?集合時間にはまだ早いんじゃない?」
    タロスの席に座っていたリッキーが後ろを振り向いた。
    チームとしての集合は朝の八時だが、男性陣(私も含まれております)には別の打合せもあり五時にブリッジということになっております。
    「バーカ。あんなので来られて寝てられるかってんだ」
    あんなのとは、昨夜アルフィンが着ていたサンタガール姿のことでしょう。
    あれくらいでどうようするとは、まだまだジョウも若いですなあ。
    私のティアレルちゃんなんぞはそんな服など纏わなくても女神のような美しさ・・・いかんいかん妄想の世界に旅立ってはいけない。
    「キスでもしたの?」
    「バカヤロウ、そんなことするか!そういうお前はどうなんだよ」
    照れながら自分の席に着きつつジョウはリッキーに問い返した。
    からかわれて、顔が真っ赤になっている。
    まるで熟れたトマトのよう。
    珍しい、ここまでうろたえるとは何かあったに違いない。
    「う、う〜ん。おいらもあんまり寝られてないけどさ」
    そのリッキーは少し疲れたような表情を見せた。
    「プレゼント置く時に胸が頬を掠めた時は心臓が止まるかと思ったぜ、おいら」
    睡眠不足は一番身体に応える。
    チームで一番若いとはいえ身体が資本のこの商売、睡眠不足はイザと言う時無理がきかない。
    それでも、地雷をわざわざ踏みに行く行為は愚かとしか言いようがなかった。
    リッキーは今の自分の言葉が、不用意な一言だということが分かっていない。
    「さっさと忘れろ」
    ジョウが不機嫌な声でリッキーに言い放った。
    それが分かれば、彼も大人になったと思うのだが。
    まだまだお子様ランチの域から脱してはいないぞ。
    「そんなこと言ったって・・・」
    まだ分かっていないらしい。
    男のジェラシーの前にそんなもへったくれもないのだ。
    「忘れられねえのか?じゃあ俺が忘れさせてやろうか?」
    低い声音でリッキーに言った。
    指をパキパキと鳴らしている。一種のウォーミングアップ状態。
    後ろから怒りのオーラが立ち昇っているような気がした。
    気づけよ少年。このままだとジェラシー男の怒りの鉄建が飛んでくるぞ。
    「分かったよ、忘れる。忘れるってば。そんなに怒ることかよ」
    怒ることです、少年リッキー。
    誰が恋人の胸を他の男、いや少年に触られて機嫌のいい男がいるのだ。
    しかし、この会話からどうもこの二人はアルフィンが来た時、狸寝入りをしていたらしい。
    「ジョウ、もう起きていたんですかい?」
    後ろからボーッとした表情で巨漢のタロスが入ってきた。
    クラッシュジャケットの襟が折れている。強面の人相の割に身綺麗にしているタロスにしては珍しい。
    パッと見には分かりづらいがそこは長年一緒に仕事をしているので、彼の表情を読み取るなど朝飯前だ。
    この表情からしてここにも狸寝入りが一人、そんなところだ。
    「まあな、なんとなく・・・」
    結局、男どもは誰一人として熟睡出来なかったらしい。
    情けないぞ、女一人に振り回されて天下のAAAクラスのクラッシャージョウチームのメンバーともあろう男達が。
    「なんでい。タロスも結局起きてきたのかよ」
    タロスの席から立ち上がってリッキーが席を替わる。
    「その顔でその髪じゃ、百年の恋もいっぺんに冷めちまう」
    寝癖が少し残っているタロスをリッキーが煙たそうにからかった。
    また始まるのか、恒例のアレが。
    「うるせえチビ!」
    「チビじゃないやい!」
    二人ともやる気だ。すでに互いを威嚇している。
    「こちとらデリケートに出来ているから、おめえみてえにどこでもグーガー寝られる体質じゃねえんだよ」
    「はん!でっかいうすのろバカがデリケートって柄かあ?」
    「ああ、お前と違って超デリケートで繊細なんだよ、俺は」
    「バリケードの間違いじゃないのか?」
    「なにおう」
    「へーんだ」
    身長差のある二人が顔を寄せて啀み合った。毎度あきないものだと感心させられる。
    「うっせえ。いい加減にしろ!」
    寝不足と不機嫌でイライラしているジョウの一喝で二人はシュンとなった。
    この二人にとって怒れるジョウとヒステリー&酒乱のアルフィンは天敵らしい。
    すぐにおとなしくなる。
    私の声にはまったく耳も貸さないのに、もう少し人権をいやロボット権を尊重してほしいものだ。
    「そんなことに時間割いている間はないんだぞ」
    「へい」「はーい」二人同時にジョウに返事した。
    取り敢えずタロスは自席に着き、リッキーは二人の間の床にどっかと腰を下ろした。
    暫し、<ミネルバ>のブリッジに沈黙の時間が流れる。
    「はあ」
    暫くの沈黙の後、今度は三人同時に溜息をついた。
    溜息の原因はただ一つ。
    当直のリッキー以外が起きてきた原因が、チームの紅一点アルフィンへのXmasプレゼントを何にするかが決まっていなかったからだ。
    自分達にアルフィンがプレゼントを用意しているのを知ったのは、一昨日のこと。
    私の不審な動きに・・・(私はそうは思っていないが、ジョウから見れば不審極まりなかったらしい。)
    ジョウがチームリーダー命令で問いただした。
    チームリーダー命令は絶対である。
    どんな個人情報でも聞かれれば答えざるを得ない。
    私のプライバシーもあったもんじゃない。
    まあ、流石にチームリーダーなのでそこのあたりは自重して踏み込まないが、踏み込んできたらアラミスにロボット権侵害で訴えなければ、私は真剣に思っている。
    で、結局私はアルフィンが水面下で進めていたXmas作戦を暴露した。
    仕事中だったのと、イベントなんて頭の中から飛んでいる三人には寝耳に水の事だった。
    今更プレゼントを用意しても間に合わない。
    三人は途方に暮れた。
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■596 / inTopicNo.3)  Re[2]: 続・それいけサンタボーイズ♪
□投稿者/ 璃鈴 -(2003/12/29(Mon) 00:17:02)
    目の前の仕事の上に、大きな悩み事を抱え憂鬱に時だけが過ぎて当日を迎えてしまった。
    なんとも情けない話だ。あ、私も入っているのか。そのメンバーに。
    「素直に今度の休暇まで待ってくれと言ったらいいんじゃないか?」
    ジョウが沈黙を破って諦め顔で一つの提案をした。
    まあ、無難なトコでしょうが、後は姫の機嫌によりますねえ。
    機嫌さえよければ二つ返事でOKでしょう。
    但し、暴風が吹き荒れるような状態ならば、加速させること間違いないですから諸刃の剣と言うべきでしょうか。
    「それで、アルフィンが納得すればいいですが・・・。さて了解しやすかね?」
    タロスがまるで自分のことではないように飄々と尋ねた。
    「させるしかないだろう」
    また、大きな溜息。ジョウの憂鬱そうな表情は絵になるなあ。
    「誰がさせるんです?」
    「うっ」
    ジョウは言葉に詰まった。タロスの言うとおり、姫のご機嫌を誰が取りに行くかだ。
    「兄貴〜っ。俺達が今から用意出来る物ってたかが知れてるじゃん。だからやっぱそれにしようよ。で、説得は兄貴ね!」
    ちゃっかりリッキーは皮算用の結果、ジョウに全てを押し付けることにしたようだ。
    「何故だよ。お前でもいいじゃないかリッキー」
    ジョウが即反論した。厄介ごとを一人で担うのは誰もしたくない。
    「おいらは成功率の高い方を言ったまでさ。おいらやタロスが言うより兄貴が言う方が、絶対成功率高いぜ」
    「そんなことはないだろう?」
    「いや、そんなことありやすぜ。その件についてはこのチビと同意見でさあ」
    タロスもリッキーに便乗した。口の端がニヤついている。嬉しさが手に取れるようだ。
    「チビは余計!!」
    リッキーの反論をタロスはそのまま流した。
    「おまえら、あんに逃げているだけじゃないのか?」
    不貞腐れてジョウはムスッとした顔で二人に呟く。
    「そんなことないぜ、な、タロス?」
    「ああ、リッキー。あくまでも成功させるにはどの方法が一番いいか検討した結果ですぜ」
    喧嘩するほど仲がいい証明を、今、実践しているなこの二人。
    「検討?案なんてこれしか出てねえじゃねえか?」
    「それが最善最高の案だから文句のつけようがないのさ」
    リッキーは胸を張って答えた。
    機嫌が地の底を這っているジョウはますます眉間に皺を寄せた。
    「その言い方、何か引っかかるぜ」
    「ジョウ、ミーティングまでに頼みますぜ。機嫌の悪いアルフィンとの遭遇だけは勘弁して下さい」
    「俺、一人で行けって言うのか?」
    「その方がアルフィンも喜ぶし、作戦も絶対成功するからさ。ね、兄貴?」
    こいつら二人はアルフィンを押し付けようとしてるな。
    「・・・分かった。ミーティングまでに何とかしておく」
    思ったより早くジョウが折れた。意外だな。まあそれでも作戦さえ成功すればいいのだから。
    「やったね」
    「やれやれ助かった」
    タロスとリッキー、二人が安堵の声を上げた。
    「その必要ないわよ」
    その時だった。
    いきなりブリッジのドアが開いて、赤いクラッシュジャケットで仁王立ちしているアルフィンがそこに立っていた。
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■597 / inTopicNo.4)  Re[3]: 続・それいけサンタボーイズ♪
□投稿者/ 璃鈴 -(2003/12/29(Mon) 00:17:04)
    「い、今の話・・・」
    リッキーの顔が赤から見る見る青くなる。化学実験で使うリトマス紙みたいだ。
    怒るでもなくアルフィンが男達の傍にやってきた。
    「室内放送スイッチONにされていたら寝られるものも寝られないじゃない」
    アルフィンが屈みこんで先程出来なかったリッキーの額にデコピンをした。
    当のリッキーは鳩が豆鉄砲喰らったように惚けていた。
    それをしたのは私だが・・・。
    一度は断られたティアレルちゃんの写真集を、リッキーと交代する一時間の間にもしかしたらジョウたちがこの後何かをするかもしれないので、今後の行動を監視し報告するということを条件にアルフィンからOKの承諾を貰ったのだ。
    そうなれば両方の作戦を知っているため、私にとっては造作もないことだ。
    後でここに集まる彼らの会話を聞かせればいいのだから、見計らってコンソールのボタンをONにした。
    後は今までのとおりだ。今の状況は起こるべきして起きた状況だった。
    勝利のためなら・・・違う、ティアレルちゃんのためなら私、この鋼鉄のバディにたとえ傷を付けられようとおしくありません。
    ああ、ティアレルちゃーん!!もうすぐ抱きしめてあげるからねえ。
    いかん、いかん仕事に徹せねば。涎を拭いて・・・って出てないというか出ないが・・・。
    妄想の極みだな。
    「みんな気が付いていたのね。せっかくうまくいったと思ったのに」
    「悪気はなかったんだが・・・」
    タロスがバツが悪そうに頭を掻いている。
    「分かってるわよ、タロス。大丈夫よリッキー!!今年はあんたたちから貰おうなんて期待してないから」
    リッキーの背中を叩いて屈託なく笑うアルフィンにジョウはつられて微笑んだ。
    「すまなかったな、アルフィン。俺達だけプレゼント貰って」
    「ううん。結構あたしも楽しかったし。いいのよ、一応プレゼントは貰ったしね」
    アルフィンが人差し指を唇にそっと当てた。
    その行為にジョウはすぐに顔を赤らめた。
    やはり何か二人だけで分かる合図らしい。
    タロスが横でニヤついている。
    どうやら彼はプレゼントの中身が分かったようだ。
    かくゆう私もほぼ確信した。確立はかなり高い。
    「プレゼント?兄貴ずるいぜ自分だけちゃっかりあげてるなんて」
    リッキーよ、やはり、少年に男女の機微というものは理解できないのだろうか。
    ジョウが自分からプレゼントしたのなら、ここで一緒に悩むはずないだろう。
    どちらかといえば勝手に分捕って行ったというのが正しいと思う。
    「いや、あげたと言うか・・・その・・・」
    ジョウが小さな声で口ごもっている。
    ほぼ間違いないようだ。アルフィンもなかなかやるではないか。
    「ジョウを困らすんじゃないわよ。あたしが勝手に貰ったんだから、ガキはすっこんでなさい」
    「う、分かったよ」
    そそくさとリッキーは自席に戻った。
    これ以上怒らすのはリッキーにとって死活問題になりかねないので早々に退散した。
    「でも、貰うだけじゃやっぱり気兼ねで悪い。今度の休暇でよければ何かプレゼントするが、欲しいものはないのか?」
    ジョウが副操縦シートの横に立つアルフィンに声を掛ける。
    「え、いいの?」
    満面の笑みでアルフィンが微笑む。やっぱり貰いたいのが本音だな。
    「さっき期待してないって言ってたのに・・・」
    「なあに、リッキー!!」
    アルフィンの柳眉がすっと上がった。このままだと、角が出るぞ。
    「いえ、何も」
    「聞き違いかしら?まあいいわ。で、欲しいものよね。何でもいいの?」
    甘えた声でジョウに問う。アルフィンも恋する乙女だな。こういう仕草は可愛かったりするんだ。
    「ああ、欲しいものだから何でもいいさ」
    「物じゃなくてもいい?」
    「物じゃない?ああ、アルフィンさえよければいいが」
    ああ、勝手にやってくれ。甘い会話は周りが付いて行けない。目のやり場に困る。
    「じゃあね・・・」
    悪戯な青の瞳がキラリと輝く。嫌な予感・・・。
    「次の休暇先、ワインのおいしい所見つけたから、思いっきり飲みたいの。だから最後まで三人とも付き合ってね、あドンゴもよ」
    「えっ!」
    流石に三人+私、アルフィンを除けた全員が絶句した。
引用投稿 削除キー/
■598 / inTopicNo.5)  Re[4]: 続・それいけサンタボーイズ♪
□投稿者/ 璃鈴 -(2003/12/29(Mon) 00:18:26)
    酒乱のアルフィンが思いっきり飲む、その相手をする。
    高揚した気分は急降下した。
    目の前のティアレルちゃんが暗闇に去っていくような気がした。
    「なあに、みんな黙り込んじゃって。ね、いいでしょうジョウ?」
    嬉しそうに微笑むアルフィンとは対照的にジョウは顔が引きつっている。
    「・・・それじゃないと・・・ダメか?」
    喉の奥からようやく搾り出した声にジョウの受けた恐怖が分かる。
    「ア、アルフィン、もし行くならジョウと二人っきりの方がいいですぜ。なにせ二人は恋人同士なんですから」
    タロスが保身に走った。この際ジョウを生贄に差し出しても酒乱のアルフィンの相手はしたくない。
    私も同感だ。行くなら二人きりで行ってくれ。
    目の前に光に照らされてティアレルちゃんが戻って来た。
    「お、おいタロス!」
    ジョウが慌てふためく。まあ、その気持ちはよく分かる。だが、全ては明日の明るい未来のためだ。
    こういう時こそチームリーダーよろしく頼む。
    「でもお、せっかくXmasパーティなんだからみんなで行きたいなあ」
    アルフィンが悩んで小首を傾げた。悩むな、女は度胸。スパッと決めてくれ。
    「そ、そうだよ。みんなでパーッと騒ぎたいよな、アルフィン?」
    ジョウも必死だ。往生際の悪い男だ、さっさと諦めるんだ。
    「でも、今度いつ兄貴と二人でデート出来るかわからないから今回、二人だけで行っといたほうがいいよ」
    リッキーが後ろから嬉しそうに声を掛けた。ナイスタイミング、リッキー。
    そうだアルフィン二人っきりだぞ。ラブラブだぞ。
    「うーん」
    「そうだよ。そうするべきだよ、アルフィン」
    アルフィンの両手をそれぞれタロスとリッキーが駆け寄って強く握り締めた。
    一つ大きな溜息をついてアルフィンは二人の手から自分の手を引き抜いた。
    「いいわ、分かった。あんたたちは休暇中にずっとあたしの買い物付き合ってよね。飲みに行くのはジョウと二人だけで行くから」
    「買い物!行く行く喜んで付き合う」はリッキー。
    「ああ、何でも持ってやるから安心しろ」とはタロス。
    二人は心底嬉しそうに叫んだ。
    ジョウは一人、自席で固まっている。ご愁傷様、まあ頑張ってくれたまえ。
    「じゃ、ジョウ。そういうことで。ああ、次の休暇が楽しみーっ。さて、まだ四時三十分すぎ?あたしもう少し寝るわ。睡眠不足は美容の大敵だしね」
    アルフィンはご機嫌よろしく<ミネルバ>のブリッジを後にした。
    暫くジョウは固まっていたが、ハッと我に返ってタロスとリッキーの二人を見た。
    「お前ら・・・よくも俺を人身御供にしやがって」
    「おいら達だって休暇中ずっと買い物に付き合うんだぜ。兄貴は一日だけじゃん」
    いつもなら嫌がるはずの買い物も酒の相手よりは幾分もマシなのだろう。
    リッキーは嬉しそうに答えた。
    「まあそこは恋人同士で仲良くやってくだせえ」
    タロスも上機嫌この上ない。
    「覚えてろよ・・・今度はお前達だけでアルフィンの酒につき合わせてやるからな」
    ジロッと憤怒の視線で二人を見たが嬉しさにほとんど応えていない。
    万事旨くいった。これで晴れてティアレルちゃんが私の物に・・・。
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■599 / inTopicNo.6)  Re[5]: 続・それいけサンタボーイズ♪
□投稿者/ 璃鈴 -(2003/12/29(Mon) 00:19:45)
    三人の喧騒を他所に私のナレーションはここで終わりとする。
    共通語から元の言葉に戻してっと。
    アア、嬉シサニ胸ガ張リ裂ケソウダ。
    来年ハ、モット旨ク立チ回ラナイトイケナイヨ、さんたぼーいず諸君。キャハハハ。
引用投稿 削除キー/
■600 / inTopicNo.7)  Re[6]: 続・それいけサンタボーイズ♪
□投稿者/ 璃鈴 -(2003/12/29(Mon) 00:25:04)
    あとがき

    今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。
    本来は、こんなに長くなる予定はなかったんですが・・・。
    早々にアルフィンにバレて終わる。そういう話のはずが、ドンゴに語らせ始めたら暴走しちゃってコメディー一直線vvになってしまいました。
    さて、今度こそ途中にしてある“blue・・・”の続き書かなくっちゃ。
    あらら、日付が超えちゃってるわ。28日中にUPしたかったのですが・・・。
    2003.12.29 璃鈴
fin.
引用投稿 削除キー/



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