| 早く行かなきゃ・・・・・伝えなくちゃいけない・・・
急がないと・・・・
・・・・すべて、無くしてしまう前に・・・・
早く・・・君のもとへ・・・・
−1日目−
休暇の為に来ていたリゾートホテルで数日をのんびりとビーチで過ごし 今日あたり、新しくオープンした話題のテーマパークにでも行こうと話を していた。 昨日から着ていく服を決めて、今日は開園時間からジョウを誘って 遊びに行くつもりだったのに・・・・・
朝、アルフィンが起きた時にはすでにジョウはいなかった。
「タロス、ジョウ知らない?」 アルフィンがリビングのソファーでくつろいでいたタロスに聞いた 「俺が今朝、起きた時にはもう何処かに出掛けた後だったみたいだが・・・」 「何処に行ったのかしら、そんな朝はやく・・・」 「散歩にでも行ったんじゃないの?」 リッキーがジュースとスナック菓子を持ってきてソファーに座った 「散歩に行ったとしても、もう帰ってきても良いはずよ」 「そうだなぁ〜ちょっと時間がたちすぎてるな」 「そんなに心配しなくても、そのうち帰ってくるんじゃないの?」 リッキーはスナック菓子を食べながら雑誌に手をのばした その時、部屋の電話が鳴った。 このホテルの電話は内線と外線がベル音で区別されていた 今回の電話は外線からのベル音であった。 「もしかしたら、ジョウかも・・・」
受話器を取り、話し始めたアルフィンの顔色が変わった 「えっ ジョウが事故?それって本当なんですか?・・・はいっ・・ すぐに行きます」 その電話はジョウの事故を知らせる警察からの電話だった。
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