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■805 / inTopicNo.1)  "眠 " <X'mas直前小(笑)話>
  
□投稿者/ まき -(2004/12/16(Thu) 11:10:25)
    「あ…ふぅ…」
     リッキーが遠慮無く盛大に欠伸する。
    「おいおい,なんだ?だらしねぇなぁ」
     タロスが操縦桿を握りながら,振り向いて呆れている。
    「…そんなコト言ったって…」
     返事をしながら再び大欠伸をひとつ。
     しょぼしょぼする瞳に涙がにじんでいる。
    「…いくらアルフィンの頼みだからって,兄貴も頑張りすぎなんだよ…あんな大急ぎで仕事を片付けるなんて…ムチャだよ…。付き合わされるこっちの身にもなって欲しーよ…な…ったく…」
     後半はぶつぶつとくぐもった声でよく聞き取れない。既にぴたりと眼は閉じられている。
     声が消えたと思った瞬間,リッキーの細い首がガクリと前に落ちる。
    「ああもう,ここで寝るんじゃねぇよ!…ったく。分かったよ。もういいから部屋に戻って休め」
     タロスが思い切り顔をしかめながら,腕を伸ばしてリッキーの小さな頭をポカリと小突いた。
    「……ん。分かった。…じゃー」
     電池の切れかかった人形のようにフラフラと立ち上がったリッキーは,アチコチにぶつかりながら<ミネルバ>のブリッジを出ていった。
    「通路で寝るんじゃねぇぞ!」
     ブリッジの扉が閉まる瞬間にタロスが声を投げかけたが,夢遊病のような状態のリッキーに届いたかどうかは疑問である。
    「大丈夫かねぇ,まったく…」
     溜息をひとつ吐いたつもりが,突然大欠伸に変わる。
    「…おっと,いけねぇ。アイツのが移っちまった」
     しぱしぱと瞳を瞬かせながら,一人きりのブリッジで照れたように言い訳してみる。
     うんっと両腕を天井に伸ばし背中のコリをほぐす。
     勢いよく腕を下ろした後は,ゆっくりと首を回して肩のコリを取る。
    「ぅしゃあ!」
     タロスは鼻息一つ,気合を入れ直して再び操縦桿を握りなおした。
     ハードな仕事の後は,待ちに待った休暇である。
     愛しいふかふかのベッドへ思いを馳せながら,タロスは眉間に深く皺を刻みつけてキツく前を見据えた。
     その眼は大分充血している。
     やはり眠いらしい…。


     ジョウ達は仕事をひとつ片付けた直後である。
     本来ならば,リッキーやタロスが揃って極度に疲労する程の内容ではなかった。
     ところが今回は期限が設定されたものではなかったのを良いことに,アルフィンが無茶を言い出したのだ。

    「クリスマスまでには絶対に終わらせましょう!」

     すべての疲労の原因はそこにある。
     もはや異論を唱える術は皆無であった。
     アルフィンの気迫に逆らえるだけの度胸は,ジョウもタロスもリッキーも持ち合わせてはいなかったのだ。
     アルフィンの一言によって組み直された強行スケジュールは,それでも何とか無事に敢行された。
     もちろんかなりの無理と負担を余儀なくされたのだが。
     何と言ってもアルフィンの頑張りが凄かった。
     言い出しっぺの責任を感じていたのか,或いは単純にクリスマス休暇への執念からか,弱音のひとつも吐くことなく黙々と仕事をこなしていったのだ。
     そうなると他のメンバーも,まさか文句など言い出せるはずもなく,揃って寡黙になりながら作業に従事していたという訳である。
     アルフィンの,まさに岩をも通す念願叶い,本日は実に12月23日。
     明日のイブからたっぷりと休暇に入れる段取りになったのだ。
     <ミネルバ>のブリッジで,気が抜けたリッキーが抗しがたい睡魔に襲われたのも,まあ仕方がない事なのかもしれない。

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■806 / inTopicNo.2)  Re[1]: "眠 " <X'mas直前小(笑)話>
□投稿者/ まき -(2004/12/16(Thu) 11:12:32)
    「?」
     リッキーが出て行ってから5分もしないうちに,ブリッジの扉が開いた。
     タロスが緩慢な動作で振り返る。
    「ちょっとやだ!なぁにその顔ー」
     アルフィンが美しい青い瞳をまん丸にして大声で言う。
    「…あ?」
     途端にタロスの頭が動き始める。どうやら大分ぼんやりとしていたらしい。
    「んもー,ただでさえ小さい眼が無くなってるわよ?」
     くすくすとアルフィンが笑う。
    「……余計なお世話だ」
     青白い顔を仄かに赤らめながらタロスがふんっと鼻を鳴らした。
    「きっと眠くて困ってるだろうと思って,コーヒーを入れてきたわ」
     しつこく笑いながらアルフィンがタロスにカップを差し出した。
     鼻腔をくすぐる芳香に,タロスは反射的に手を伸ばす。
    「…ありがとよ」
     気恥ずかしさ故か,タロスは無愛想に礼を言う。
    「いーえ。…あら?リッキーは?」
     小柄な少年の姿を探して,アルフィンの瞳がブリッジをぐるりと見渡す。
    「アイツならとっくに夢の中だぜ?…ひとあし遅かったな」
     熱いコーヒーに口を付けながらタロスが答えた。
    「なんだー,そっかぁ」
     可愛く口を尖らせて,アルフィンがリッキー用のコーヒーを軽く睨みつける。
    「仕方ねぇよ。それにさっきの状態のアイツに渡しても,こぼして火傷させるのがオチってもんだぜ?」
    「なにそれ」
     くっくと笑うタロスにアルフィンは顔をしかめてみせた。
    「コーヒーならジョウに持ってってやりゃいいじゃねぇか」
     ようやく正常に頭が動きだしたタロスが,ふと思いついたように言う。
     ジョウは自室で今回の仕事の報告書を作成しているはずだ。
     半ばアルフィンの無言のプレッVャーに追い立てられるように,仕事が片づくや否や,報告書の作成に取りかかったジョウである。
    「うん。もちろん,この後で行こうと思ってたわよ!」
     微かに頬を染めながらアルフィンが答える。
    「…ああそうかい」
     何となくつられてタロスまで照れ臭くなる。
    (まったく……)
    「そんなら,こんなトコで油売ってないで,さっさとジョウにも熱いコーヒーを届けてやれよ」
     そう言うとタロスはくるりと前に向き直り,再びカップに口を付けた。
    「分かってるわよ!…じゃあね!」
     照れ隠しにふんっと捨て台詞を吐いて,アルフィンはブリッジを後にした。
    「まったく……」
     タロスはにやにや笑いながら,今度は口に出してそう呟いた。

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■807 / inTopicNo.3)  Re[2]: "眠 " <X'mas直前小(笑)話>
□投稿者/ まき -(2004/12/16(Thu) 11:18:08)
    「ジョウ?」
     一度キッチンへと戻り,ちゃんと熱いコーヒーを入れ直してきたアルフィンがジョウの部屋の前で呼び掛ける。
     が,返事がない。
    「………ジョウ?」
     今度は少し声を大きくして呼んでみる。
    「…………」
    (コーヒー冷めちゃう……)
     暫し逡巡した後,扉に手を掛ける。
    「あ……」
     あっさりと扉が開き,思わずアルフィンが一歩後退する。
    「ジョウ?」
     いないの?と呟きながら,そっと中を覗き込む。部屋の灯りはついている。
     さほど広くない部屋で,書類の山がまずアルフィンの瞳に飛び込んできた。
    (報告書,出来上がったのかしら…?)
     無意識に部屋の中へと足を踏み入れ,書類の山に近付いてみる。
    (こんなに散らかってたんじゃ,どれが要るものでどれが要らないものか分かんないわよね…)
     アルフィンは半ば呆れながら溜息をひとつ落とし,コーヒーのカップをデスクに置いて書類を片付け始めた。
     ばさばさと薄い紙が音を立てる。と…
    「……うん?」
    「!?」
     思いがけなく声が聞こえて,アルフィンがびくりと身体を硬直させる。
     錆びたロボットのようにぎこちなく首を巡らせてみると,険しく眉をしかめたジョウがベッドの上にいた。
     ひじを突いて顔だけ持ち上げている。
    「…!!…ジョ,ジョウ…!いたのっ!?……あの,あたし…コーヒーを…!それで,書類が……あの…」
     あまりの驚きにアルフィンの頭がパニックを起こす。
     黙って部屋に入ったのは悪いかもしれないが,そこまで動揺する必要もないはずなのだが。
     何となくわたわたと言い訳めいた台詞をアルフィンは支離滅裂に繰り返す。
     が。
    「…………」
    「…………ジョウ?」
     焦るアルフィンに対して,ジョウはまったく無反応である。
     さすがに異変を悟ってアルフィンがぴたりと口を閉じる。
    「…………」
     恐る恐るアルフィンはジョウのベッドへと近付いた。
     しかめた眉の下で,色の濃い瞳が眩しさを耐えかねているように薄く閉じたり開いたりしている。
    (これは……)
    「…もしかして,寝惚けてる…の?」
     ジョウの顔を覗き込むように腰を屈めながら,アルフィンが小さい声で囁く。
    「………アルフィン?」
     声に反応したのか,ジョウの眼が少し開いた。
     しかし焦点はアルフィンの姿を通り越しているようだ。
     ふいにアルフィンに可笑しさが込み上げてくる。くすくすと笑ってしまう。
    (か,可愛いかも…)
    「………」
     笑われているジョウは未だ微睡みの中でぼうっとしている。
     再び眠そうな瞳が閉じかけた時,ぼそぼそとジョウが言った。
    「……一緒に寝るか?」
    「…………え?」
     思いがけないジョウの台詞に,アルフィンがあからさまに狼狽える。一気に頬が薔薇色に染まる。
    (ね,寝惚けてるのは分かってるんだけど…,これは照れるわ…)
     どきどきと高鳴る胸を押さえながら,アルフィンは「落ち着け落ち着け」と自分に言い聞かせる。
    「………ほら」
     アルフィンの動揺をよそに,ジョウが追い打ちを掛けるようにシーツをめくって場所を空けてやる。
    「……………」
     アルフィンの思考がフリーズする。
    「……来いよ」
     ジョウが低い声で囁く。
    「…………うん」
     再度誘われて,ようやく声を絞り出す。
     完璧に飽和している頭は,もはや考えることを拒否している。
     アルフィンはジョウに促されるまま,おずおずとベッドに膝をついた。
     そのまま小さく身体を窄めながらころんと横になる。
     さすがにぴったりとくっつくのは躊躇われたのか,ベッドの端ぎりぎりの辺りで横向きになっている。もちろんジョウと向かい合うかたちで。
     アルフィンが横になったのを確認したのか,ジョウがめくり上げていたシーツをばさりと下ろす。
    「……落ちるぞ」
     ぼそりと言いながら,下ろした腕でシーツごとアルフィンをくるむようにしてぐいと抱き寄せる。
     思いの外強い力で引き寄せられ,華奢なアルフィンの身体はすっぽりとジョウの逞しい胸に抱きすくめられる。
     アルフィンの頭は既に真っ白である。硬直した身体にしっとりと汗が滲む。
    「!?」
     パニック状態のアルフィンをさらなる衝撃が襲う。
     ジョウは腕だけでなく片脚をアルフィンの両膝の後ろに回し,強引に絡め取るように引き寄せた。
     全身をジョウの匂いで包まれるような甘い熱に,アルフィンの白磁のような頬は火を噴くような勢いで真っ赤に染まっている。
     心臓が爆発しそうに激しく胸を打つ。上手く呼吸が出来ない。
     自分の身体に回された逞しい腕や脚の重みが,甘い痺れとなってさらなる熱を生む。
    「………ジョウ?」
     震えて掠れる声でアルフィンがジョウの名前を呼ぶ。まるで助けを求めるように。
    「……………」
     が,返事は返ってこない。
     アルフィンはそっと顔の位置をずらしてジョウの顔を盗み見る。
    「……………」
     果たしてジョウは気持ちよさそうに寝息を立てていた。
     一瞬アルフィンの綺麗な眉がぴくりと痙攣する。
     たっぷり5秒,ジョウの寝顔を眺めてから,アルフィンは溜息と共に全身の力を抜いた。
    「はぁぁ………」
     凄まじい緊張が解けた身体は,途端に重い疲労感に包まれる。
    (コレって……)
     アルフィンは妙に冷めた頭で考える。
    (いわゆる”抱き枕”状態よね……)
     くすくすくすくす……自分の例えに思わず笑ってしまう。
     そうよね,とアルフィンは眼を閉じて思い返す。
    (あれはどう考えても寝惚けてたわよね…)
     先程までのジョウを,頭の中でリピートしながら,アルフィンはくすくすと笑い続ける。
     子猫が甘えるように,アルフィンは額をジョウの肩口に擦り寄せた。
     何だかとても幸せな気分だった。
     暖かなぬくもりはアルフィンに強烈な睡魔をもたらした。
     クリスマスに向けてハイテンションを保ってきたアルフィンも,さすがに仕事を終えた安堵感で緊張の糸が切れたのだろう。
     居心地の良い場所を見つけた金髪の子猫は,すとんと眠りの淵に落ちていった。
     艶やかなピンク色の唇に幸せそうな微笑みを浮かべて。

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■808 / inTopicNo.4)  Re[3]: "眠 " <X'mas直前小(笑)話>
□投稿者/ まき -(2004/12/16(Thu) 11:25:26)
    「……………」
     ゆっくりと開いた瞳に眩しい部屋の灯りが飛び込んでくる。
     ジョウは思わずもう一度ぎゅっと眼を閉じた。
    (ああ…灯りを点けたまま眠っちまったのか…)
     うまく動かない頭でぼんやりと考える。まだ眠い。
    (もう少し寝ても大丈夫か……)
     改めて寝直そうと,無意識に身体を動かそうとする。
     が。
    「……………」
     妙に痺れている左腕に小さな金髪の頭がひとつ。
    「!?」
     瞬時に意識が覚醒する。
     あまりの衝撃に心臓が止まる。
    (なんだこれは)
     愕然としながらも,不自然なほど冷静に脳の一部が考えている。
    (………アルフィン……だよな…)
     他の可能性などあるはずもない。
     一度深く息を吸って,気持ちを落ち着けようとする。
     が,鼻腔をくすぐる甘い香りに,再び頭がじんと痺れる。
    「……………」
     暴走しそうな「何か」をジョウは本能的に自制する。全身から汗が噴き出してくる。
    (確か報告書を書き終えて,ちょっと仮眠を取ろうと横になったんだよな…)
     余計な事を考えまいと,ジョウは記憶を反芻する。
    (あの後……,そう言えばアルフィンの声を聞いたような…。でもアレは夢じゃなかったのか……?)
     じわじわと蘇る記憶に,ジョウの顔からさあっと音を立てて血の気が引いていく。
    (………どうすればいいんだ?)
     気持ちはどんどん焦っていく。それでもどこか冷静に思考している自分がいる事を,さらに客観的に見ている自分が認識している。
     分裂気味の「自分」を統一しようとジョウは懸命に精神統一を図る。
    (………よし)
     呼吸を整えて,まずアルフィンの身体に回っている腕と脚を解除しようと力を込めた。
     強張った筋肉は思うように動かない。二人を覆う一枚のシーツがひどく重く感じられる。
     どうにか右腕と右脚を自分のもとに回収するが,小さい頭が乗った左腕はびくとも動かない。いや,正確には動かせない。
     それでもなるべく身体をアルフィンから遠ざけようと試みる。
     二人の間にわずかな隙間が出来る。
     既にジョウは全身汗まみれである。
     ようやく露わになったアルフィンの顔を,ジョウはこっそりと覗き見る。
    「…………」
     ぴたりと閉じられた瞳を縁取る睫毛が長い。
     潜り込んでいたせいか,微かに頬が上気して滑らかな白い肌をほんのりとピンク色に染めている。
     ジョウは無意識に頬に掛かる金髪をそっと掬うように右手を伸ばしていた。
     現れた綺麗な輪郭をジョウはゆっくりと目でなぞる。
     夢見るように微笑みを浮かべた可愛らしい唇の上でジョウの視線が止まる。
     もう一度右手を伸ばし,その親指で軽く柔らかな唇に触れてみる。
     ジョウはふと息苦しさを覚える。
     いつの間にか呼吸を止めていたらしい。
     途端に動悸が激しくなる。
     そんな自分にジョウは少し動揺する。
    (何やってんだ,俺は……)
     急激に羞恥心が湧き起こり,ひとりで顔を赤らめる。
     アルフィンの頭を乗せた左腕はそのままに,ごろんと仰向けになってみる。
     天井の眩しい照明がジョウの瞳に飛び込んで,更に意識を覚醒させる。
     白い光はジョウにいつもの冷静さを取り戻させた。
    (灯りを消してたらヤバかったかもな…)
     冷静になって振り返ると,内心冷や汗ものである。
    (それにしても)
     ジョウはちらりとアルフィンに視線を遣る。
     俺だって男なんだけどなぁ…と小さく溜息を吐いてみた。
     あまりにも無防備というか,警戒心がないというか,嬉しいような嘆かわしいような複雑な気分である。
     ふっと軽く笑って,ジョウはもう一度天井に向かって溜息を吐いた。


     リッキーは自室で大口を開けて爆睡している。
     ブリッジではドンゴに操縦を任せたタロスがシートにもたれたまま眠っている。
     アルフィンはジョウの腕枕でクリスマスデートの夢を見ている。
     すっかり眠気の取れてしまったジョウは左腕奪還に悪戦苦闘するはめになっていた。

     =Very Merry Christmas !! =


     -fin-

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■809 / inTopicNo.5)  Re[4]: "眠 " <X'mas直前小(笑)話>
□投稿者/ まき -(2004/12/16(Thu) 11:26:57)
     すいません。眠いのはワタクシです(笑)。
     仕事が忙しくなってくると軽く睡眠障害を起こすのです。
     寝付きはいいが,3時間ほどで目が覚めてしまうのです。
     疲れてる→寝坊するかも→遅刻するかも→起きなくちゃ!
     という小心者のサガらしく。うーむ。
     せっかくなので(笑),早起きした時間を利用してチマチマとお話を書きました。
     クリスマスSSなのにちっともロマンチックじゃなくてすいません(笑)。
     軽く笑って頂ければ幸いですv

fin.
引用投稿 削除キー/



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